A シナリオの舞台 |
1D10 |
舞台 |
説明 |
1 |
廃村 |
既に滅びたも同然の捨てられた集落。
はぐれ者が最期にたどり着く、静寂の廃墟。
多くの建物は風化によって崩れているが、
頑丈に作られている村長の家や教会は未だ残っているだろう。
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2 |
過疎村 |
いずれ滅びが齎されるであろう、明日なき黄昏の集落。
主を失った建物は珍しくなく、弱った者は命を長らえる事も出来ない。
住人の顔には覇気がなく、未来が見えぬ弱者の涙で満ち溢れている。
救いの手が差し伸べられたなら、我先にと、縋りついてくるだろう。
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3 |
村 |
最も多く、そして一つ消えても気にされない、有象無象の集落。
いくら畑を耕しても、育てた作物の大半は税として徴収される。
貧しさ故に医者にも頼れず、健康が崩れぬように祈るのみ。
豊かな世界へ夢を馳せ、破滅の恐怖に怯える彼らに歩み寄るのは何か。 |
4 |
宿場町 |
地方と地方を繋ぎあい、行商人や旅人が行き交う中継の町。
辺境の中継地故に、恥は掻き捨てとばかりのならず者も少なくはない。
住民にしても、足元を見て少しでも金を毟ろうと企む者で満ちている。
町の汚点は町の衰退に直結するので、町ぐるみでの隠蔽も日常茶飯事である。
意図はどうあれ、それを利用とする者が現れるのも、必然と言えるだろう。
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5 |
町 |
地盤を固めてひとまずの安定を得た中規模の集落。
可もなく不可もなくといった、とりたてて何かあるわけでもない平均的な町である。
ある意味、この世界で最も平穏で静かな場所とも言えるかもしれない。
住人は、村の生活苦や都市部での陰謀の驚異に直接晒される事も少ない。
しかし薄氷の上の平穏である事は確かであり、不安は尽きない。
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6 |
発展町 |
好景気に沸き立ち、都市への拡大を狙う町。
今、この町は将来性を見越した者たちが集っており、
都市に成長した際の、莫大な利益を取得するための駆け引きに余念がない。
そして、欲に目が眩んで焦った者が、無法の荒稼ぎに出る事は日常である。
ここに足を踏み入れる時は、派閥抗争に巻き込まれる事を前提とするべきだ。
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7 |
中継都市 |
都市と都市を繋ぐ、国家において重要な中継地点である。
多くの物資や人々が絶え間なく流動しており、経済難民がスラムを作っている。
多少の問題が起こっても、中継都市の必要性から人が絶える事はない。
故に、行きずりの犯行や、旅人を狙った事件が頻発し、治安は非常に悪い。
それだけに犯罪組織が多く、組織間の抗争も絶え間ない危険な都市である。
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8 |
都市 |
領主や、それに連なる有力者の後ろ盾を得た商人達が拠点を構える都市である。
商人ギルドの支部が多く置かれ、都市の金は彼らが握るとは大袈裟ではない。
都市においては貴族以上に商人が幅を効かせており、その権力は非常に強い。
故に悪徳商人が蔓延り、賄賂社会を構築し、既得権益を侵す者を許しはしない。
腐敗の犠牲者は報復を望み、縄張りを狙う別の商人はそれを黙認するだろう。
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9 |
大都市 |
領主が居を構える、地方で最も巨大な、そして中心ともなる都市である。
大都市においての問題は、当然ながら領主が深く関わっている。
多くは領主が率先して不正を行い贅沢の限りを尽くす放蕩のとばっちりだが、
逆に、誠意ある領主が腐敗に厳とした態度で望む事で騒乱が起こる事もある。
そこには、カヴェル教団の暗躍が常にあり、異端査問会が目を光らせている。
領主に対して敵対するか、それとも協力するかで今後の活動が決定するだろう。
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10 |
首都 |
教皇カヴェル13世が居を構える、世界一の巨大都市である。
異端査問会の本部が置かれる首都は、魔女が踏み入る事は自殺に等しい。
あらゆる場所で教団の目が光っており、迂闊な行動は即、死に繋がるであろう。
もしもこの危険な都市に入らなければならない場合、住人の協力は必須となる。
そして、地下に張り巡らされた不快な下水道が、数少ない隠れ場所となるだろう。
事は迅速に、そして密かに成し遂げられなければならない。
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