公式NPCと拠点紹介

黒山羊NPC
破壊者ビレト 指揮者パイモン 統率者オセ 誘惑者サタナキア
篭絡者シトリー 簒奪者ベリス 制裁者アミー 管理者ダンタリアン
サバトの関係者NPC
奉仕者ブラッキー 宅急便ミミ 白き少女アリス
拠点と要人
ドルア
エデンズゲート ルノーブ リアージュ
都市 ボルボア バース
首都 パンデモニウム

 

 ★ 黒山羊NPC 
“破壊者” ビレト
 「貴様ぁ、なんだその気の抜けた返事はぁ!」
素性

性別:男/年齢:??/階級:??/境遇:武人+??+??

原罪

憤怒

長所/短所

本能に忠実/厚顔無恥

魅力

威厳の美声/冷徹な瞳/大柄な体格/マッチョな体格

性癖

戦闘/睥睨/加虐

概要

この黒山羊は自らの姿を表に出す事をよしとせず、
漆黒の馬や、馬の影そのものという異形の姿の化身で常に行動する。

常に不機嫌で周囲に怒鳴り散らして五月蝿いという、
精神衛生上まったく良くない性質のため、
魔女からの人気は黒山羊中最低ランクを驀進中である。

使い魔である愛猫のトランペット演奏を聞いている間だけ、
その怒号が止まるのだが、そのトランペットの甲高い音色も
騒音となって魔女の耳を蝕むのである。

他の黒山羊もビレトの姿を見た者は少なく、一節によれば、
ビレトの真の姿を見た黒山羊がその容姿を哂ったところ、
それが逆鱗に触れて以後真の姿を晒す事はなく今に至るという事である。

居城の光景は、天に聳える高さの無数の鉄骨が
無造作に突き刺さる赤茶色の大地に、鉄骨で編まれた
立体通路で構成された建造物が並んでいるというものである。

派閥

ビレトの支配する派閥は怒りの発散、
湧き上がる破壊衝動の開放を推奨しており、
非常に攻撃的、かつ破壊的である。

そのためビレトの魔女たちは、
自らを甜める者、哂う者、見下す者など、
不快を招く存在を決して許す事はなく、
その場で制裁を加えるのである。

ビレトの八つ当たりに対する報復も認められており、
サバト内部ではビレトと魔女、魔女どうしの殴り合いが頻発しているが、
喧嘩の後は、それぞれが劇画調な笑顔で抱き合い、
互いに“とも(強敵、あるいは好敵手)”として認め合い、
仲直りが行われるという奇怪で独特な風習がある。

ビレトに呼び出された魔女は、興奮して会話にならぬビレトの
代弁者であるブラッキーから説明や使命を受ける事になるという。


指揮者” パイモン
 ねぇ……僕の言う事聞いてくれるよね?」
素性

性別:男/年齢:15?/階級:??/境遇:指導者+??+??

原罪

怠惰

長所/短所

プライドが高い/臆病

魅力

絶世の美貌/気だるげな瞳/両性的な美声/華奢な体型

性癖

惰眠/旅情/観光

概要

引き摺る程の長い丈の豪奢なドレスを纏った、気だるげな美少女の姿だが、
その実は女性ではなく男性であり、駱駝を象ったソファに寝そべる事を好む。

性を超越した美貌故に、魔女、黒山羊問わずシトリーと並んで
人気があるが、自身から奉仕はせず、相手に常に奉仕させている。

パイモンは自ら積極的に動くことは好まず、
相手が動かざるをえない状況に追い込む策謀を得意とする。
また、休息や娯楽を用意させれば黒山羊髄一という評判を持ち、
それらの娯楽は、多くの人々を怠惰に誘いこみ、堕落させている。

人間以外の姿を取るときは、ひとこぶ駱駝の姿を好むが、
基本的に自発的に動くことが稀なため、その姿を見る事は難しい。

居城の光景は、天井がなく、壁として遮るのは
謎の言語の文が刻まれた巨大な石版の羅列であり、
その石版は横幅2M縦幅10M程の高さとなっているというものである。

派閥

パイモンの支配する派閥での方針は、
とにかく自分にとって楽になる事が優先される。
この楽になるというのは、ただ体を休めるだけでなく、
思うがままに楽しむ事も範疇にある。


統率者” オセ
 「支配と従属、貴方はどちらをお望みかな?」
素性

性別:男/年齢:28?/階級:??/境遇:商人+??+??

原罪

傲慢

長所/短所

理性的/厚顔無恥

魅力

突き刺さる瞳/威厳の美声/腹黒なオーラ/溢れるカリスマ

性癖

勝利/奸計/支配

概要

豪奢な装飾に彩られた、まるで王のような衣装を纏い、
黄金の冠をかぶった威圧的な20代後半の強面な青年の姿を持つ。

礼儀正しいが、相手を嘲笑する慇懃無礼な口調と振る舞いで
全ての者に接するという、態度の大きさが際立つ黒山羊である。

黒山羊の中でも優れた智謀を持ち、黒山羊達のチェス交流では、
並み居る猛者を退け、覇者の座を維持している実力者である。

人間以外に変化する時は、頭部が豹の獣人の姿を取る。

居城の光景は、床や壁から周囲の地形と同じ材質の、
ミイラ化した人間の体や人骨の様々な部位が、
数百数千と無数に突き出しているというものとなる。

派閥

オセの支配する派閥では「勝利し、支配する」が絶対の指針である。
プルガトリウムを支配するカヴェル教国のクーデターを目標としており、
教国に不満を持つ魔女が特に多く集まるサバトとなっている。

そして魔女は教国転覆のために協会の要人の暗殺や拉致、
主要施設の破壊工作などを行うなど、過激なテロリストと化している。


誘惑者” サタナキア 
 望めば与えられるのだから、迷う必要もない。
素性

性別:両性具有/年齢:??/階級:??/境遇:運び屋+??+??

原罪

暴食

長所/短所

冷静/利己的

魅力

マッチョな体格/腹黒なオーラ/何かが大きい/溢れるカリスマ

性癖

援助/快楽/不貞

概要

黒山羊の頭部と下半身、蝙蝠の翼の生えた偉丈夫の上半身と乳房、
そして両性具有の特色を持ち、腰からは蛇の尻尾が生えている。

サバトにおいて最も象徴的な黒山羊であり、
黒山羊といえば、このサタナキアの名と姿が真っ先に挙げられる。

人間の心を絶妙に擽る詐欺師ともいうべき性格をしており、
その甘言に惑わされ、破滅へと望んで向かっていく者は後を絶たない。
魔女であっても、その言語の裏に隠された意図に警戒しなければならない。

人間の姿を取るときは、プレートアーマーに身を包んだ
中性的な美しい騎士という姿を好んで取り、バフォメットと名乗る。

居城の光景は、歪んだ管楽器の音色が響く、
重力も天地もない深淵の中であり、だまし絵のように
逆さまや真横に歪んだオブジェが存在しているというものである。

派閥

サタナキアが支配する派閥は、美徳や悪徳に関わらず、
己の望むがままに行動する事を強く推奨している。
その際、理性的な野心よりも、衝動的な欲求に身を委ねる事を重視し、
それ故に、麻薬などの破滅的な悦楽に手を染める魔女も多い。

教団に対しては転覆を測るのではなく、
聖職者を堕落させ、組織を腐敗させていく事を第一として、
サタナキアは魔女を聖職者にけしかけるのである。


篭絡者” シトリー
 「貴方の心の中の秘め事は、全ての人を幸せにするものなのです。」
素性

性別:女/年齢:??/階級:??/境遇:使徒+??+??

原罪

色欲

長所/短所

とても優しい/淫乱

魅力

絶世の美貌/褐色の美肌/色っぽい体格/清楚なオーラ

性癖

夢想/援助/快楽

概要

エキゾチックな褐色の肌と、魅力あふれる豊満な肢体、
そしてその体の大半を修道服で覆っている、優しげな美女の姿を持つ。

魔女たちに優しく接し、そして面倒見よく魔女を導き、
相談にも乗る事が多いという、聖女の如き黒山羊であり、
その人当たりの良さから他のサバトの魔女からも人気が高い。

しかし、痴話喧嘩や痴情のもつれなどのスキャンダルを好み、
己のサバトでの魔女達の派閥抗争を楽しんで傍観している。
魔女の相談に乗るのは、抗争を己の望む方向へと誘導するためである。

人間以外の姿を取る場合は、翼を持つ優雅な豹という幻獣の姿を好んで取る。

居城の光景は、美しく調和と統制のとれた建築物が並ぶ
理想郷の中央に荘厳な宮殿が立つ、というものである。

派閥

シトリーが支配する派閥は魔女どうしでの交流を強く推奨し、
心通わせる悦びに勝る至福はないと説いている。

そのため、この派閥の魔女たちは仲睦まじい者達が多いが、
それだけに人間関係のトラブルも絶えない。
それを避けるために数多のグループが出来上がっており、
特に相性の悪い敵対グループどうしの魔女達は激しい抗争状態にある。
このサバトに入る新米魔女は、属する派閥を熟考するべきであろう。


“簒奪者” ベリス
 欲しければ手に入れろ、邪魔が入るならば倒し、奪え!
素性

性別:女/年齢:18?/階級:??/境遇:調達屋+??+??

原罪

強欲

長所/短所

熱血/利己的

魅力

絶世の美貌/ハスキーボイス/冷徹な瞳/映える礼服

性癖

財産/略奪/監禁

概要

真紅が基調の優麗な礼服に身を包んだ、
ややくせ毛な赤毛のショートカットの、
凛とした美貌の瞳から覗く冷徹な威圧感が特徴的な麗人の姿を持つ。

見た目の誇り高さからは覗い知れぬ底知れぬ
欲望の持ち主であり、自分が欲しいと思った存在は、
物だろうが人だろうが、とにかく手に入れなければ気が済まない。

そしてそれらが他者の手に渡る事も許さないが、
それらに飽きればこれまでの執着などなかったように
呆気無く手放すというきまぐれな性格を持つ。

人間の姿を強く好み、人外に変化する事はないが、
戦闘時は甲冑に身を包み、
召喚した赤馬に跨って槍を持ち戦場を駆けるという。

居城の光景は、世界中の様々な異文化を
無造作かつ乱雑に詰め込んだかのような
内装や外装の構造物が立ち並んでいるというものである。

派閥

ベリスが支配する派閥は”奪う事”がもっとも重要な要素となっており、
魔女たちは互いに奪い、奪い返す情景が繰り広げられる修羅場となっている。

知恵のある魔女は、望むものに関しての交渉や貸与、
共有などのある種の契約社会を構築し、
上位に立つ魔女は大商人の気風を纏わせている。


“制裁者” アミー
 「あぁ、妬ましい妬ましい。あいつら皆死ねばいいのに。」
素性

性別:女/年齢:15?/階級:??/境遇:医者+??+??

原罪

嫉妬

長所/短所

非常に惚れっぽい/根に持つ

魅力

加虐のオーラ/被虐のオーラ/華奢な体格/ヘテロクロミア

性癖

賛美/睥睨/支配

概要

大きな隈のある、釣り目ながら半ば閉じられた目、
その目は右目が緑色の瞳、左目が赤い瞳であり、
波打った黒髪ロングヘアーの10代前半の少女の姿を持つ。
人間外の姿を取る際は、炎に包まれた猛禽となる。

非常に嫉妬深い性格で、常に何かに嫉妬心を燃やしており、
彼女を見る者の瞳に、少女を包みこむ炎の幻覚を映し出している。

反面、自分の所有物に関しては至極大切に扱い、
もしもアミーの庇護をうけた魔女がいれば、
アミーは逆に魔女に奉仕する事をいとわない。

ただし、その魔女が過度な奉仕に嫌気がさして、
アミーから離れるそぶりをすれば、執拗に付き纏い、
引き止めという名の制裁を行う恐ろしさを持っている。

居城の光景は、全ての構造物やオブジェが
グロテスクな肉塊で構成されたかのような、
生理的嫌悪感を沸き起こさせる光景というものである。

派閥

アミーが支配する派閥では、アミーに奉仕する事が最優先となり、
アミーの嫉妬の対象となった存在や現象を排除する事を望まれる。

魔女たちは楽園へ至るために魔女となったわけであり、
楽園よりもアミーへの奉仕の優先を強制される事を快く思う魔女はそう多くない。

しかし、アミーに気に入られ寵愛をうけた魔女は破格の待遇を受けるため、
結果的に楽園へ至る道の探求が容易になるという。

  
“管理者” ダンタリアン
 「貴方にはこの禁書は扱いきれそうにありませんね。」
素性 性別:女/年齢:20?/階級:??/境遇:学者+??+??
原罪 怠惰
長所/短所 理性的/腹黒
魅力 絶世の美貌/美麗な髪の毛/色っぽい体格/清楚なオーラ
性癖 文学/本/衣装
概要

緑に輝る長い黒髪、おしとやかな東洋系の美貌、
豊満な肢体の上を覆う黒の衣装、そして重厚な本を抱える妖女。
黒山羊にしては珍しく、人間以外の姿を取る事はない。

サバトハウスの禁書室にて、
封印されている魔道書の全てを管理する司書であり、
そして数多くの分身を持つ、古参の黒山羊の一人でもある。

魔女が禁書を閲覧、あるいは持ち出す際は彼女の許可が必要であり、
禁書を持ち逃げする者や、誤って紛失した者は、破滅の末路に至るという。

禁書室の管理者であるダンタリアンだが、
世界の禁書を管理する権限は別の何者かによって与えられたものと言い、
それが何者かは決して語ろうとしない。

また、彼女は世界に散らばる禁書を回収して
封印する事も職務としており、他の黒山羊や、
居合わせた魔女に禁書を回収する依頼を持ちかける事もある。

喪服、修道服、ドレスなど、気分によって様々な黒色の衣装を
愛用する趣味を持ち、その衣装を纏った少女の分身を
外に送り出して一般の本を買い漁る趣味も持つ。

 

 ★ サバトの関係者NPC

奉仕者” ブラッキー
 「出来ない事以外は何でも出来るので、何なりとボクにお申し付けください。」
素性 性別:様々/年齢:14?/階級:客分/境遇:調達屋
原罪 様々
長所/短所 とても優しい/利己主義
魅力 熱情の瞳/ハスキーボイス/華奢な体格
性癖 援助/崇拝/主従
概要

サバトハウスのロビーにて寛ぎ談笑する魔女たちに奉仕する、
二又に別れた鼠の尻尾のように長い裾の燕尾服を来た
愛嬌のある顔の少年あるいは少女。

ブラッキーは全ての黒山羊の従僕として動いており、
もともとは、黒山羊に奉仕種族とし創られた使い魔と言われている。

そのため、ロビーだけでなく、
サバトハウス内部においても様々な雑用をこなして働いており、
使い魔だからなのか複数のブラッキーが存在している。

ロビーは複数いる中のブラッキーが交代持ち回り制で対応しており、
ロビーに顔を出す黒山羊は担当中のブラッキーの主人が多いという。

ブラッキーは自由に性別を変える事を趣味としており、
時には少年、時には少女と姿を変えて姿を表すので、
魔女にブラッキーの真の性別を知る者はいない。

また、ブラッキー達は、背負う原罪が主人の黒山羊に依存するらしく、
性格や記憶も微妙に異なり、時にはブラッキーどうしの喧嘩も目撃されている。

何かしらの理由で死亡しても、
何食わぬ顔で再び姿を表すので、黒山羊がブラッキーを蘇生しているか、
個体の記憶を受け継いだクローンを作成しているらしい。

「箱庭の扉」「重き瞼」「見えざる手」「闇の従者」「花嫁の抱擁」の
魔術を行使できるが、その他の魔術は一切使用できないようだ。


“宅急便” ミミ 
 「辛い事ばかりだから、私は幸せです。」
素性 性別:女/年齢:14?/階級:中位階級/境遇:商人
原罪
長所/短所 とても優しい/利己主義
魅力 垢抜けない太眉/健康的な体格/魅惑の笑顔
性癖 援助/旅情/財産
概要

「黒山羊サバトの宅急便」のコーナーをロビー内部に置いて、
販売業と運送業を兼業して働いている魔女。

サバトハウスで購入できるアイテムは、
このコーナーから購入されており、そして必要と有らば、
それを魔女の自宅へ運送してくれるという有り難い業務をこなしている。

普段は幌馬車で運送を行っているが、
急務には魔女の箒で高速飛行するという大胆不敵な行動を取り、
魔女=箒という概念は彼女の目撃談から出たという噂がある。

また彼女は黒猫の使い魔を常に側に控えさせており、
これもまた魔女=黒猫という概念を世界に与えたという噂もあり、
どちらにしろ傍迷惑極まりない事である。

しかしその概念は、
魔女がこの世に現れてから数年もしない内に刻まれたものであり、
まだ少女であるはずのミミがその原因なのかはハッキリとしていない。
というのも、ミミの姿は何年たっても今の姿から変化する事はなく、
プルガトリウムにおいても何処に拠点を置いているかも定かではない。

これによりミミもブラッキーと同様の使い魔、
あるいは黒山羊の一人では?との憶測も魔女の間で流れているが、
ミミは今日も満面の笑顔で仕事をこなすのみである。

 
“白き少女” アリス
 「貴方の楽園、そこへたどり着くための道を教えてあげる。」
素性 性別:女/年齢:12?/階級:??/境遇:??+??+??
原罪
長所/短所 素直/厚顔無恥
魅力 絶世の美貌/美麗な髪の毛/幼い美声/華奢な体型/純白の美肌/溢れるカリスマ
性癖 ??
概要

現在を嘆き、理想や夢を強く求める者の夢に現れ、
魔女の印と、魔術の行使の術を与える謎多き少女。
白いドレス、白銀の長い髪、雪のように白い肌、赤い瞳の姿をしており、
儚げな可憐さとは程遠い、不敵な笑みを常に浮かべている。

魔女の印を与える前に夢見る者と会話を行う事もあるようで、
それによると、非常に好奇心旺盛な人懐こい性格ではあるが、
反面、恥を恥と思わぬ不遜さと毒舌に閉口した者も多いという。

 

 

 ○ ドルア (規模:村 通報時の幸運修正:通報されない 特産:毛皮 物流:2)

森と山に囲まれた辺境の村。
村ぐるみで魔女の親派であり、魔王崇拝が公然の秘密とばかりに蔓延している。
ただ一人の神父も、出世から外れた不満から自暴自棄となり、聖職者の威厳はもはや無い。
魔女が活動するにうってつけの拠点であり、経験の浅い魔女達が多く滞在している。

 要人NPC

隠れ蓑” バダ=ダグラス 
 「教皇様は偉大な指導者じゃ。わしらの信仰を布教してくれておるからのぅ。」
素性 性別:男/年齢:52歳/階級:高位階級/境遇:指導者+使徒
原罪 傲慢
長所/短所 プライドが高い/人が苦手
魅力 威厳の美声/華奢な体型
性癖 援助/財産/羞恥
概要

魔女と共に生き、崇拝してきた村長であり、
ドルアにおける魔女崇拝の秘密組織”黒羊の夢教団”の指導者。
魔王への信仰は厚く、黒山羊にはよく従っており、
近場にやってきた新米魔女のサポートを行っている。


三下の末路” ドーン=プラトン 
 「どうせ先がないなら、上の連中がやってるように、ここで楽しんでやる……っ!」
素性 性別:男/年齢:46歳/階級:聖職者階級/境遇:使徒
原罪 強欲
長所/短所 三下/三下
魅力 何かが大きい/被虐のオーラ
性癖 夢想/不貞/飲酒
概要

将来を悲観し堕落した生臭坊主。
ミサや礼拝など既に行なっておらず、それどころか、
教会に愛人を引っ張り込んでいる事は、村では皆が知っている事である。

  

 

 ◎ エデンズゲート (規模:宿場町 通報時の幸運修正:+40 特産:鉱石 物流:3)

かつての楽園の残滓「レムナント」に最も近い寂れた町。
街の名前は「楽園の入り口」という俗称であり、
本来の名前は「ミアード」というが、それよりも俗称のほうが知られている。

この町の命綱とされていた鉄鉱山は、過去に起こった鉱山火災によって
利用が不可能となっており、今も尚消えぬ炎が坑道内で荒れ狂っている。

命綱を失い見捨てられた町の人口は減り続け、
かつて栄華を誇った町も、今では楽園の廃墟探索に
興味をもつ者の間でわずかに知られているのみである。

時折、鉱山の火災によってまき上げられた灰が町全域を
霧のように包みこむ事があり、住人は灰を吸わないよう顔を布やマスクで覆っている。

この町を拠点とする二つの秘密組織は、灰で町が覆われる時は、
レムナントで何かしらの異変があったとして強く警戒している

 要人NPC

“警告者” アラン=トラーム 
 「君も"楽園"に捕り憑かれた一人か?なら"レムナント"には近寄らない事だ。
素性 性別:男/年齢:32歳/階級:高位階級/境遇:指導者+斥候+探索者
原罪 強欲
長所/短所 正義感が強い/利己的
魅力 突き刺さる瞳/腹黒なオーラ/溢れるカリスマ
性癖 財産/血液/崇拝
概要

エデンズゲートの黒羊の夢教団最高司祭。
肩まで伸ばした黒髪、下がり気味な瞼から覗く鋭い瞳を持つ青年男性。

か つてレムナントで繁栄していた"真なる神"の教団の末裔と自称し、
"魔王"と"真なる神"を同格の存在として崇めている。

彼は灰が街を覆うとき、レムナントで異変が起こっていると語っており、
「その時は絶対にレムナントに入ってはならない」と釘を刺してくる。
何かしらの事情を知っているようだが、彼もまたかの"聖地"に
足を踏み入れる事の禁忌を畏れており、多く語る事はない。


“守護者” アマンダ=トラーム 
 私たちの神と聖域を侵す者は、審判者によって裁かれるでしょう。
素性 性別女/年齢:51歳/階級:高位階級/境遇:指導者+使徒+探索者
原罪 傲慢
長所/短所 真面目/正義感が強い
魅力 誘惑の美声/病的な影/冷徹な瞳
性癖 監禁/主従/崇拝
概要

肩まで伸びた白髪、痩けた頬と鋭い細目、鷲鼻という風貌の中年女性。
相対した者に常に高圧的な態度で接する彼女は、
この町の「白鴉の夢協会」においての最上位の司祭であり、
黒羊の夢教団のアランの実母でもある。

アマンダは"真なる神"こそが最も尊い存在であり、
魔王やカヴェル教の神に対して否定的な態度を取り、
黒羊の夢教団とは神の捉え方の違いで対立している。

そのためレムナントへの侵入者に対して、
非情で強行的な手段を取る事が多く、教団を恐れる住人や
領主を利用し、時として魔女としての告発も辞さない。

老いるに連れ、その行動と思想はさらに先鋭化され、
現在のエデンズゲートにおいて、彼女に表立って逆らえる者は存在しない。

  

 

 ◎ ルノーブ  (規模:町 通報時の幸運修正:+20 特産:宝石/鉱石 物流:4)

カヴェル教国領土の外縁部に位置する、辺境の開拓地。
氷点下に近い極寒の気候であり、吹雪によって一面白銀の世界に変わる事も珍しく無い。
教皇勅令の「レコンキスタ」によって開拓されている土地であり、町の規模はまだ小さい
周辺の山岳や荒野は稀少な宝石や鉱石が採掘できるため、一攫千金を求める商人や労働者、
そしてその交易による税収を目当てとする貴族達によって、積極的に開拓が行われている。

開拓地での利益を巡って血みどろの争いが起こる事も珍しく無く、
危険な猛獣の脅威もあり、荒事で口に糊する傭兵にとっても旨みのある場所となっている。
また、野獣や野盗だけでなく、人食いの魔物も出ると噂されている。

この開拓地から東は人の住まぬ不毛の世界が広がっており、
さらに奥地へ向かうと、放棄された古代の都市、レムナントの一つへとたどり着く。
このレムナントは「死の墓標」と呼ばれ、四角い、天に聳える石柱の建築物が並んでいる。
中心部には一際大きな巨大建造物が存在するが、足を踏み入れた者はまだいない。
このレムナントは異形の巣窟とされ、近づいた者は魔物に食い殺されると恐れられている。

 要人NPC

“赤熊” ゲオルグ=クロックフォード
 「がっはっはっは!若造がいっぱしの口を利くじゃねぇか!」
素性 性別:男/年齢:41歳/階級:高位階級/境遇:商人+調達屋
原罪 憤怒
長所/短所 お人好し/頑固者
魅力 威厳の美声/マッチョな体格/痛々しい傷跡
性癖 運動/援助/飲酒
概要

赤毛の髪と髭、そして屈強な体躯に刻まれた傷が特徴的な酒場の店主。
酒場の経営だけでなく、開拓者や傭兵の仕事の斡旋を行っており、
むしろ本業はそちらの方で、酒場の客はもっぱら脛傷持ちで占められている。
人柄が良く、荒くれ者達からも一目置かれ慕われている所にも表れている。
酒場の名前は「ヒドラの酒樽亭」であり、5つ首の蛇がエンブレムとなっている。
町長のギレウスとも繋がりがあり、彼からの厄介な仕事を仲介する事もある。

 
“剃刀” ギレウス=ヴェンドール
 「”免罪符”という便利なものがある。これで教会も多少は誤魔化せるだろう。」
素性 性別:男/年齢:32歳/階級:貴族階級/境遇:指導者+商人+調達屋
原罪 強欲
長所/短所 リアリスト/利己的
魅力 溢れるカリスマ/映える礼服/冷徹な瞳
性癖 財産/出世/賭博
概要

”レコンキスタ”によって派遣され、コンキスタドールとして
ルノーブに拠点を置く、ヴェンドール子爵家の次期当主。
切れ長の瞳と、やや細身で長身の体躯は、鋭利な刃物を彷彿とさせる。

非常に現実的な性格で、野心と欲に惑わされない堅実な経営手腕を持ち、
そのために、非情な手段はもとより、教国の敵である魔女と通じる事も厭わない。
特に、開拓地周辺での”魔物騒ぎ”において、頭の硬い異端査問官よりも、
専門家である魔女に事件の解決を極秘裡に依頼する事もあるという。

 

 ◎ リアージュ (規模:町 通報時の幸運修正:−5 特産:観光/温泉 物流:4)

森と雄大な景色の山々に囲まれた町。
町の収益はその景観と自然を活かした観光業で成り立っている。
同性愛者と噂のある町長のルアンは元役者で、
その経験からか派手な衣装を好み、演劇がかった発言や振る舞いを好む。
観光業目玉の温泉は混浴だが、異端査問会の追求を恐れて男女別の柵に分けられている。
教会が存在し、メンダー助祭は持ち前の善人さから町民に好かれており、
正義感と信仰心から魔女や町の退廃を監視している。

 要人NPC

“胡散臭い” ルアン=ジュマンジ 
 「役者が踊る世界という舞台へようこそぉー!!」
素性 性別:男/年齢:45歳/階級:高位階級/境遇:指導者+調達屋
原罪 色欲
長所/短所 ロマンチスト/非常に惚れっぽい
魅力 誘惑の美声/美麗な髪の毛/健康的な体格
性癖 演劇/援助/監禁
概要

派手で演技ぶった会話をする変人として周囲に知られている町長。
貧民保護に積極的な政策を取っているが、
貧民の美男子を小姓として連れ帰る事もある。


“清教徒” メンダー=カイロス
 「自らを助くる者に、主は祝福と加護を与えてくださるのだ。」
素性 性別:男/年齢:33歳/階級:聖職者階級/境遇:学者+使徒
原罪 憤怒
長所/短所 正義感が強い/頑固者
魅力 清楚なオーラ/優しげな瞳/威厳の美声
性癖 瞑想/援助/音楽鑑賞
概要

教団にて希少な真なる聖職者。
高潔なる信仰と貧しい者、弱き者のために日々活動している正義漢。
だが、それゆえに腐敗した者から疎まれている。

  
“彷徨う” レスリー=ランバート 
 「銃がなければ眠れなくなってどのくらい立つかな。」
素性 性別:男/年齢:27歳/階級:騎士階級/境遇:医者+探索者
原罪 傲慢
長所/短所 リアリスト/後ろ向き
魅力 気だるげな瞳/誘惑の美声/病的な影
性癖 夢想/勝利/薬物
概要

白髪の深い隈を持つ元医師の青年。
ほんの一年前はその白髪は美しい金髪であり、
病的な風貌の顔は健康美溢れる美形であった。

常に何かに怯えるように慎重に動き、
周囲からは借金取りに追われてるのだと哂われているが、
人が入れぬほどの暗がりにも警戒する彼を不気味がる者も多い。

一年前、彼は奈落の異形に遭遇した事で今の様相となり、
その事件が切っ掛けで病院を閉鎖した際に、
私財の殆どを使って魔除けの札や書物、銃などを買いあさった。

現在はリアージュの他各地を彷徨い、様々なオカルティストと接触し、
奈落に対しての情報を集めているが、その目的は定かではない。

 

  

 ☆ ボルボア (規模:都市 通報時の幸運修正:−10 特産:ワイン/娼婦/家畜 物流:5)

ドルア、リアージュを領土に含む、ダルトン子爵の統治する都市。

子爵の歪んだ放蕩癖は公然の秘密であり、婦人も婦人で浮気性という有様である。
子爵と子爵婦人は共に領内の視察に出た際に、見かけた好みの領民から
愛人を餞別して自らの元に半ば強引に拉致し、毒牙にかけている。

教会に滞在するブロス司祭は子爵夫妻の放蕩に眉をひそめながらも、
夫妻と癒着し、放蕩を見逃す代わりに多大な賄賂を受け取っており、
それを首都に送金する事で出世の道を閉ざさぬよう行動している野心家である。

 要人NPC

“種馬子爵” アング=ダルトン
 「未来をつむぐ麗しき女性は、世界の宝といえるであろう?」
素性 性別:男/年齢:38歳/階級:貴族階級/境遇:指導者+商人
原罪 色欲
長所/短所 プライドが高い/後ろ向き
魅力 熱情の瞳/マッチョな体格
性癖 馬車/飲食/快楽
概要

子爵の爵位を持つ放蕩領主。
教団の教義に表向き熱心だが、裏では既婚者でありながら
私生児を幾人も作っており、それらの養育費に税金を多く投入している。


“恋多き” レジーナ=ダルトン
 「そなたは何とも、わらわ好みの愛おしい面をしておるのう?」
素性 性別:女/年齢:36歳/階級:貴族階級/境遇:指導者+調達屋
原罪 嫉妬
長所/短所 素直/プライドが高い
魅力 突き刺さる視線/淫乱なオーラ
性癖 賛美/不貞/監禁
概要

ダルトンの妻の子爵夫人。
夫の放蕩に嫌悪しつつも、夫の放蕩を羨んでいた妖婦は、
放蕩を許容する代わりに、夫に自らのハーレムの所有を認めさせている。

  
“偽善者” ヴォルグ=ホンドリム 
 「常に餌をほしがる卑しい豚を飼うのも、なかなか大変だ。
素性 性別:男/年齢:34歳/階級:聖職者階級/境遇:指導者+使徒
原罪 強欲
長所/短所 根に持つ/プライドが無い
魅力 優しげな瞳/映える修道服/病的な陰
性癖 支配/出世/財産
概要

カヴェル教団司祭だが、信仰よりも金と保身のために動いている。
レジーナに取り入り、得た金を教団に送金し、更なる出世を目論んでいる。

 

 

 ☆ バース (規模:都市 通報時の幸運修正:−20 特産:果実/家畜/鉱石 物流:6)

ダルトン子爵の領地に隣接する、モーズレッド侯爵領の中心都市。

侯爵は敬虔なカヴェル信徒として
名を馳せているが、裏では”吸血鬼”の異名を持つ。

というのも、侯爵は悪徳や背徳を一切許さない、
非常に厳しい倫理観と信仰心の持ち主であり、
異端査問会を組織して積極的に魔女狩りを行っており、
自身も拷問に参加するからである。

侯爵の権限は周囲の貴族に対しても強く、
しばしば神殿の権威をも利用した内政干渉を行なっている。

この都市の異端査問会のリーダーは
メリッサというまだ30にも満たぬ若い女性の聖職者である。
見た目麗しい事から領民の支持も高いが、
当人はモーズレッドの残酷な拷問に加担する事に、
何処かかすかな楽しみを覚えながらも、
それを超える疑問を侯爵に対して持っているようである。

侯爵の娘のリリエッタは、潔癖主義の裏にある
父の邪悪な加虐趣味を感じており、不安を抱いているらしい。

 要人NPC

“吸血鬼” ピーター=モーズレッド
 「往生際が悪い悪魔の使いは、私自らが口を割らせてやろう!」
素性 性別:男/年齢:45歳/階級:貴族階級/境遇:指導者+使徒
原罪 暴食
長所/短所 勇敢/真面目
魅力 熱情の瞳/映える礼服/病的な陰/ヘテロクロミア
性癖 崇拝/監禁/加虐
概要

狂信の侯爵と呼ばれ、領内を恐怖で統治している暴君。
何が彼を突き動かすのか、過ぎた潔癖と信仰は必要悪すらも打ち砕き、
結果、領民は苦しみ喘いでいる。


“剣の聖女” メリッサ=アンソニー 
 これほどまでに苛烈な尋問を行う必要があるのでしょうか……?」
素性 性別:女/年齢:26歳/階級:聖職者階級/境遇:武人+使徒
原罪 暴食
長所/短所 突っ込み気質/ボケボケ
魅力 被虐のオーラ/優しげな瞳/ハスキーボイス
性癖 崇拝/束縛/加虐
概要

若くして異端査問会の指導者となった聖女。
聖女として信者から崇められ、教団の腐敗に心痛ませながらも、
異端査問官としての職務に手を抜く事はない。

  
“籠の鳥” リリエッタ=モーズレッド 
 お父様、いったいどうなされてしまったの?
素性 性別:女/年齢:18歳/階級:貴族階級/境遇:斥候
原罪 色欲
長所/短所 正義感が強い/不真面目
魅力 垢抜けない太眉/誘惑の美声
性癖 本/観光/嗅ぐ
概要

侯爵の娘であり、貴族の令嬢としての振る舞いを無理して続けているが、
それを狂信的な実父に見破られて火刑台送りにされる事を恐れている。
父の真意を探るため、”ロザリア”と言う偽名で慎重に情報収集を行っている。

 

  

 ☆ パンデモニウム (規模:首都 通報時の幸運修正:−30 特産:芸術/毛皮/観光/娼婦 物流:10)

カヴェル教国の中枢であり、魔王達の住まう宮殿の名を冠する大都市。
首都は周囲を囲む聖峰ヴェルハミスの内側に存在し、
この聖峰は聖地として信仰の象徴であると同時に、教国を守る自然の盾となっている。

聖峰ヴェルハミスの内部は楽園の残骸である
巨大通路「大空洞」が通っており、有事に即座に対応できるよう常に正規軍が駐留がしている。
また、大空洞は非常に頑丈な設計で作られており、
緊急時の司令部、あるいは避難場所としても使用されている。

首都の中心部には教皇の住まう宮殿と大聖堂が存在し、
その中央に通じる大通りには楽園の再現ともいうべき
神秘的かつ豪奢な装飾で彩られ、高度な技術で設計された建造物が立ち並んでいる。

そして聖峰のいずこかには、教皇と教皇の信頼厚い側近のみが知る聖地があり、
それ以外は近づく事はおろか詮索する事も禁止されているため、様々な憶測を呼んでいる。

 要人NPC

“煉獄の支配者” アトン=ノウマン
 「余の言葉は主の御言葉、すなわち絶対の預言である。」
素性 性別:男/年齢:67歳/階級:支配階級/境遇:指導者+??+??
原罪 強欲
長所/短所 利己主義/腹黒
魅力 熱情の瞳/加虐のオーラ/堂々とした態度/溢れるカリスマ
性癖 支配/略奪/加虐
概要

カヴェル教団教皇にしてプルガトリウムの支配者。
アトンとは教皇就任前の名前であり、現在はカヴェル13世と名乗っている。

「教国史上最大の暴君」と呼ばれ、
老いたりといえど、その狡猾さは衰えず、
出し抜ける者は今の教国にはいないとされる。

幾度も暗殺されかけているが、
まるで”奇跡に守られているかのように”生還している。
そのあまりの危機回避能力の高さから、
反乱分子からは「魔女」ではないかと噂されてるが、
当人は「神の加護」と称し、教団の権威付けに暗殺事件を利用している。

 

 

 戻る