【 集落の業者と陰謀工作 − T 】

 『神子』が実際にどのような場所で活動し、そしてそこでどのような活動が行えるのかを示したのがこの項目です。人の集う集落、集落にある施設や経済の流通、それ故に行える工作活動など、『神子』の魔女狩りの使命において大きな力となり、そして大きな敵となって立ちはだかります。

__《 集落表の見方 》______________________________

名称 【】内の名詞が集落規模の名称となります。
流通商品の流通規模を示します。〈流通〉以下の〈価格〉の物品を購入できます。
装飾化は、装飾後の〈価格〉が「〈流通〉+20」になるまで行えます。
商業集落の店舗の多様さを示します。
〈商業〉以下の〈権力レベル〉の【業者使用】を行えます。
聖堂枢機卿が滞在する大聖堂の有無を示します。
無い場合は〈聖職者〉が1人駐在する「教会」が存在します。
概要道具のおおまかな説明や、特殊な効果を示します。

【 村 】 流通:20 商業:1 聖堂:無し
 低位階級が住まう農村です。村長が管理し、聖職者が駐在し、貴族に税を捧げます。貧しい村民達の集落故に物流は少なく、旅人もめったに訪れないため、旅籠は村の酒場として機能しています。数多に存在する村は教団の聖職者や役人に対して重税の苦しみから敵意を抱きやすく、《魔女》の協力者が多く存在しています。その監視もかねて聖職者が駐在しているのですが、娯楽が酒しかない村にあって贅沢慣れした聖職者は堕落しやすく、監視するはずの《魔女》の協力者になっている事も珍しくありません。

 旅人がくると旅で得た知識や話を求めて嬉々として集まり歓迎します。しかし定住を望むよそ者に関しては排他的で、指名手配を受けている逃亡者は村に逃げる事はあれど骨を埋める事は珍しく、大概は排斥を受けて別の場所へ逃亡を繰り返します。

【 町 】 流通:60 商業:3 聖堂:無し
 交易の経由地として発展した集落です。行商人や旅人相手の商売のために村より流通や娯楽が一足飛びになっています。人の移り変わりが激しいため、目立つことを厭う逃亡者にとっては過ごしやすい場所です。それは同時に『魔女』が潜伏しやすい場所という事でもあります。町で活動する『魔女』の多くは、行き交う人の中から利用価値を見出した気相手を誘惑して協力者を増やしていきます。

【 都市 】 流通:80 商業:4 聖堂:有り
 町が流通の要となって発展し地域の中心となった経済都市です。荘厳な大聖堂は都市のランドマークとなっており、貴族階級や聖職者階級の邸宅も多く存在します。蛮族領域ではこの規模の都市が首都となります。都市に潜伏する『魔女』にとっては非常に危険な場所であり、故に『魔女』の出現は都市全域を揺るがす大事件の幕開けと警戒されます。

【 首都 】 流通:99 商業:9 聖堂:有り
 カヴェル教国の首都パンデモニウムです。あらゆる物品が流通し、商業が非常に活発です。教皇の膝下であり、その宮殿や後宮も存在します。民の重税から建設され維持されているその街並みは世界一荘厳で美しいとされ、それ故に犯罪や汚職も深刻で「世界一欲望が集う場所」とも評されます。そして首都を建設した開祖マモンは、それを想定して「万魔殿」と命名し、「叡智は欲望に勝利する」と演説を行ったといわれます。そのため【異端査問官】が常に駐在し、その中から選びぬかれた精鋭が【聖堂警護官】として主要施設を警備しています。『魔女』が首都に姿を見せる時、それは決死隊として国家重鎮の暗殺や誘拐、大規模自殺テロを行うなど、凄惨かつ大規模な計画の元に現れます。



【 集落の業者と陰謀工作 − U 】

__《 業者表の見方 》______________________________

名称 【】内の名詞が業者の名称となります。
権力レベル業者を利用する際に必要な最低限の《権力レベル》です。その証明は業者による【装備品】や【所持品】の《要権力》との比較確認を基準とします。身分を偽って利用しようとするならば、【詐称判定】を行います。
価格業者を利用する際に消費される《所持金》の数値です。
概要業者のおおまかな説明や、特殊な効果を示します。

__《 業者 − A 》_____________________________

【 買物 】 権力レベル:1 価格:0
 現地で流通している【武器】【防具】【道具】【乗物】の売買を現地の店々で行います。

 飲食店の場合、【料理品】【水】【酒】【高級酒】が売られ、その場で飲食できます。

 屋台では【料理品】が1つの価格で2つ購入できますが、それを食した際に〈目標値:80〉の【幸運判定】を行い、失敗すると「素材不明の食材」の料理品にあたったとされ、2時間後に「腐敗した料理品」を食べた時と同様の処理を行います。

【 治療申請 】 権力レベル:2 価格:10
 病院に赴き、医者に患者を治療させます。《価格》は患者1人に対する治療費です。

 医者は患者の受けている全ての【損傷】に対して1回づつ【治療判定】を試みます。その際、軽減した損傷を重ねて治療はしませんし、悪化して重傷化した傷も治療しません。その代わり、治療後に残った傷には【包帯】や【添え木】が使用されます。医者の【治療判定】の〈目標値〉は「80」となります。

 医者を呼びだす場合、出張費として《価格》が「+10」されます。医者は別の最寄りの町からも呼び出せますが、到着までに時間を要する上に、出張費がさらに「+20」、合計出張費は「30」となります。

【 借金申請 】 権力レベル:2 価格:特殊
 金融機関で行えます。融資を受けられ、「10〜《財力》点」分の《所持金》を借り入れます。利子は1ヶ月で1割です。

 シナリオ中は、借り受けた額の返済が成されるまで、施設再利用はできません。また、ミドルフェイズ中に返済できなかった場合、ミドルフェイズ終了時に強引な取り立てによって《命運》が「−(借金額÷10)」されます。

【 闇業者 】 権力レベル:特殊 価格:特殊
 《権力レベル:0》からでも利用できる、非合法な【店】【医者】【金融機関】を利用します。非合法なそれらは【闇市】【闇医者】【闇金融】となります。【闇業者】は当然ながら隠れて活動しており、発見するためには【手配判定】か、〈目標値:25〉の【幸運判定】を行い、成功しなければなりません。【手配判定】の場合、「−《権力レベル》×10」を受けます。

 闇市では商品購入時の《価格》が倍額となり、闇医者は1人あたりの治療費が「20」となり、闇金融では、利子が「1週間に1割」となり、ミドルフェイズ中に返済できなかった場合、ミドルフェイズ終了時に強引な取り立てによって《命運》が「−借金額÷10)」されます。



【 集落の業者と陰謀工作 − V 】

__《 業者 − B 》_______________________________

【 辻馬車 】 権力レベル:1 価格:5
 乗り合い所にて、御者に【幌馬車】で街中の指定の場所まで送らさせます。《価格》は1人分で前払い制です。

 町から出る場合《価格》は倍額となり、片道1時間までの場所までに限られ、帰還時刻が夜6時をまわる場合は拒否されます。御者のデータは「ちんぴら」を流用します。

【 旅籠 】 権力レベル:1 価格:5
 旅人向けに解放されている宿を利用します。《価格》は1人分です。厩はありますが、宿泊者が《権力レベル:3》以上でなければ、開いていても利用を拒否されます。

 宿泊者にあてがわれる部屋は2階にあり、5つのベッドと椅子と1つの丸テーブルのみが詰め込まれた相部屋か、2人分のベッドとテーブル椅子が置かれた個室です。個室を利用する場合、《価格》は倍額になります。

 宿泊費は前金制で、支払うと、翌日の9時まで、問題を起こすまで【賓客】と扱われます。食事は注文制ではなく、指定された時間に宿泊客全員が1階の食堂で揃って取ります。

【 旅館 】 権力レベル:3 価格:10
 裕福層の旅行者向けの旅館を利用します。《価格》は1人分です。厩を利用できます。

 宿泊者にあてがわれる部屋は2階より上層にあり、従者向けの部屋と主人用の部屋の2種類が用意されます。主人用の部屋は3人まで宿泊可能で、その寝具は全て【快適寝具】であり、部屋には【鍵付き箱】が1箱置かれています。従者要の部屋は5人まで宿泊可能です。従者向けの部屋は従者を連れていなければ利用できず、従者の宿泊費は1人あたり《価格:3》となります。

 宿泊費は前金制で、支払うと、翌日の9時まで、問題を起こすまで【賓客】と扱われます。食事は夜と朝に従業員が部屋に運んできます。1階のロビーは酒場として利用できます。

【 警備派遣 】 権力レベル:3 価格:特殊
 現地にある対象の【家】1箇所に【官憲】を「《権力レベル》×2人」派遣し、警備を行わせます。

 警備員は手配から遅くとも2時間後に到着し、彼等の配置は家主が決定できます。警備時間は「24時間単位」で指定でき、価格は「24時間×20」となります。この【官憲】は自警団であり、逮捕を行う際は官憲詰め所へ連行し、引き渡します。

 警備員は警備手配者は誰かと聞かれればそれに答えます。それを隠したい場合は官憲詰め所からの手配という事になり【手配判定】に「+20」を受けます。

【 傭兵雇用 】 権力レベル:1 価格:特殊
 旅籠や酒場にいる【荒くれ者】を傭兵として1人雇用し、同行させます。

 雇用期間は「24時間単位」で指定でき、経費は「24時間×10」となります。また、前金として「総額の半額」を支払います。雇用者は傭兵に単独行動を命せられますが、命令を果たさぬまま姿をくらます事もあります。手配者は傭兵の雇用をいつでも打ち切れますが、その時点で後金を支払わねばなりません。雇用者が支配階級ではなく、傭兵以下の人数である場合、傭兵は裏切る事もあります。


【 集落の業者と陰謀工作 − W 】

__《 業者 − C 》_______________________________

【 劇場 】 権力レベル:2 価格:3
 演劇の催し物を鑑賞します。価格は演目の鑑賞料であり、1演目の上演時間は2時間です。《権力レベル:3以上》の客は〈価格〉を「+5」する事でVIP席にて鑑賞が可能です。

 午前9時〜11時、午後2時〜4時に演目は開始し、演目開始1時間前から入場可能となります。演目の内容は様々なジャンルに分かれていますが、基本的にカヴェル教団に好意的・肯定的です。演目開始時、鑑賞するPCの代表者は〈目標値:50〉の【幸運判定】を行い、成功すると名作が、失敗すると駄作が上演されます。演目が終了すると観衆は清掃や片付けのために客席から退場となります。

【 図書館 】 権力レベル:4 価格:2
 様々な蔵書が保管されている図書館を利用します。価格は入場料です。〈価格:5〉を支払う事で1冊の蔵書(重量:10)を1週間借り出せます。

 カヴェル教団に好意的・肯定的な、名高い歴史書や娯楽小説等、各分野の専門書が書架に並べられています。借りた蔵書はアフタープレイにして自動的に返却されますが、紛失した場合、ミドルフェイズ終了時に《命運》が弁償金支払いによって「−3」されます。

【 夜鷹 】 権力レベル:1 価格:3
 香水ギルドに属していない娼婦・男娼を買春します。男娼を求める場合、〈目標値:集落の流通〉の【幸運判定】に成功しなければなりません。買春相手が同性の場合、〈価格〉が「+2」される上で、〈目標値:30〉の【幸運判定】あるいは【手配判定】を行い、失敗すれば利用者は同性愛者の噂が立ち、ミドルフェイズ終了時に《命運》が「−4」されます。

 利用者は任意の《性癖》1種を指定し、2時間共に過ごす事でそれを充足できます。これは安静な休息とはなりません。利用後、利用者は〈目標値:60〉の【幸運判定】を行い、失敗時はさらに【耐病判定】を行い、失敗すると病気に感染したとして《命運》が「−1」されます。

【 売春窟 】 権力レベル:2 価格:5
 香水ギルドに属して娼館に住み込む市民階級の娼婦・男娼を買春します。男娼を求める場合、〈目標値:集落の流通〉の【幸運判定】に成功しなければなりません。買春相手が同性の場合、〈価格〉が「+3」される上で、〈目標値:50〉の【幸運判定】あるいは【手配判定】を行い、失敗すれば利用者は同性愛者の噂が立ち、ミドルフェイズ終了時に《命運》が「−4」されます。

 利用者は任意の《性癖》1種を指定し、2時間共に過ごす事でそれを充足でき、さらに充足時の《命運》増加値が「+1」されます。これは安静な休息とはなりません。利用後、利用者は〈目標値:75〉の【幸運判定】を行い、失敗時はさらに【耐病判定】を行い、失敗すると病気に感染したとして《命運》が「−1」されます。

【 高級娼館 】 権力レベル:3 価格:10
 香水ギルドに属している支配階級の娼婦・男娼を買春します。男娼を求める場合、〈目標値:集落の流通〉の【幸運判定】に成功しなければなりません。買春相手が同性の場合、〈価格〉が「+5」される上で、〈目標値:70〉の【幸運判定】あるいは【手配判定】を行い、失敗すれば利用者は同性愛者の噂が立ち、ミドルフェイズ終了時に《命運》が「−4」されます。

 利用者は任意の《性癖》1種を指定し、2時間共に過ごす事でそれを充足でき、さらに充足時の《命運》増加値が「+2」されます。これは安静な休息とはなりません。利用後、利用者は〈目標値:90〉の【幸運判定】を行い、失敗時はさらに【耐病判定】を行い、失敗すると病気に感染したとして《命運》が「−1」されます。


【 集落の業者と陰謀工作 − X 】

__《 陰謀工作表の見方 》____________________________

名称 【】内の名詞が陰謀工作の名称となります。
準備期間陰謀を手配してから結果が出るまでの期間です。
準備期間終了日翌日の朝6時以降の任意の時間に結果が判明します。
権力レベル陰謀を実行するにあたり必要になる最低限の《権力レベル》です。
経費陰謀工作を実行する際に消費される《所持金》の数値です。
概要陰謀工作のおおまかな説明や、特殊な効果を示します。

 社会の闇に潜む『魔女』はその構造を巧みに利用し邪悪な計画を進行していきます。『魔女』は背教者となった者に取り行ってその権力を使用し、官憲や自警団等の治安組織、時には有力な商人や貴族、異端査問官をも動かして邪魔者を牽制、排除しようとします。『魔女』に対する『神子』はそうした権力に拠る妨害工作を、おなじ手段を取る事で対抗できます。

 《陰謀工作》を手配する時は、【手配判定】を行います。ただし、現地社会に影響を与える大掛かりなものであるため、中には実行に至ってから実際にその効果が現れるまでは、日単位、週単位の時間がかかるものもあります。そうした《陰謀工作》では、陰謀が成ったかどうかはその時がきてはじめてわかるものであり、そうした「準備期間」を経た時に【手配判定】を行います。それに成功すれば、工作は実ったという報告が訪れ、失敗すれば工作は無駄におわったとして何の変化も与えません。

  陰謀が成ったならば、必ず貶める対象に気づかれます。それは対象に対する明確な敵意にして殺意であり、対象が制裁や復讐を決意する理由となります。

__《 陰謀工作 − A 》_____________________________

【 暴漢派遣 】 準備期間:なし 権力レベル:1 経費:10
 対象に【ちんぴら】を「《権力レベル》人」さしむけ襲撃を行わせます。依頼者は襲撃の時間を任意に指定できます。

 ちんぴらは、〈戦士〉〈武術家〉〈暗殺者〉〈生還者〉のいずれかの《境遇》の者や、《体格》あるいは《意思》が「50以上」の者から抵抗を受ける場合、自動的に敗北、あるいは降伏します。そうした者が現場にいない場合、ちんぴらは対象と抵抗者の《命運》をちんぴらの人数分だけ低下させ、さらに「頭部」「腕部」「脚部」に【負傷】の損傷を与えて放置します。

 ちんぴらは降伏すると、命乞いのために依頼者の「名前」と「階級」を対象に伝えます。ちんぴらは成否に関わらず襲撃から生還すると依頼者の元へ報告に戻っていき、その後解散します。

【 官憲派遣 】 準備期間:なし 権力レベル:5 価格:特殊
 現地にある対象の【家】1箇所に【官憲】を「《権力レベル》×2人」派遣し、警備、あるいは包囲を行わせます。

 官憲は手配から遅くとも2時間後に到着し、彼等の配置は手配者が決定できます。警備時間は「24時間単位」で指定でき、経費は「24時間×30」となります。この【官憲】は逮捕権を有する役人であり、官憲への抵抗は公務執行妨害となり犯罪となります。

 官憲は誰の手配かと聞かれても「上からの手配」と答え手配者の情報を隠しますが、【誘導判定】の〈対決判定〉を行われ敗北すると、手配者の「名前」と「階級」を答えます。手配者はいつでもこの警備を中止させ、引き上げさせる事ができます。



【 陰謀と社会工作 − Y 】

__《 陰謀工作 − B 》_____________________________

【 情報拡散 】 準備期間:3日後 権力レベル:1 経費:10
 工作者が内容を任意に決定した情報を、現地の集落に噂として流します。流す情報の真偽は問われませんが、その内容は「140文字以内」でなければなりません。ただし、「何者かが魔女である」という内容は流せません。これは「工作者の《権力レベル》週間」持続します。

 情報はさらに1週間後の朝6時以降に現地と隣接する集落全てにも伝播して流れ、持続時終了まで拡散していきます。

【 情報逆探 】 準備期間:特殊 権力レベル:1 財力:20 経費:20
 この工作は、【情報拡散】の効果が現れた際に、噂が流れている集落で手配できます。その際、流れている噂を指定します。準備期間は「1D10−逆探工作者の《権力レベル》日後の朝6時(最短翌日)」までとなります。

 この工作を行った場所が噂の発生源ではない場合、発生源となった集落の名前が、発生源であれば、『情報拡散』を行った工作者の《権力レベル》が、準備期間後の任意の時間に判明します。

【 魔女疑惑 】 準備期間:7日後 権力レベル:1 財力:20 経費:20
 対象が『魔女』であるという噂を現地の集落で流します。対象は最低でも名前か顔が割れていなければなりません。「名前」「顔」「階級」いずれかが判明すれば、1種につき【手配判定】に「+10」、最大で「+30」を受けます。

 陰謀結実以後、噂が流れる集落に対象が滞在している場合、累計滞在7日毎に《命運》が「1点」減少します。これは「工作者の《権力レベル》ヶ月間」持続します。同一対象に重ねて工作をしても《命運》減少は重複しません。

 噂は陰謀結実から1週間後の朝6時以降に現隣接する集落全てにも伝播して流れ、持続終了まで拡散していきます。

【 疑惑逆探 】 準備期間:特殊 権力レベル:1 財力:20 経費:20
 この工作は、【魔女疑惑】の効果が現れた際に、噂が流れている集落で手配できます。その際、対象となった個人を指定します。準備期間は「1D10−逆探工作者の《権力レベル》日後の朝6時(最短翌日)」までとなります。

 この工作を行った場所が噂の発生源ではない場合、発生源となった集落の名前が、発生源であれば、その対象に『魔女疑惑』を行った工作者の《権力レベル》が、準備期間後の任意の時間に判明します。

【 黒幕特定 】 準備期間:特殊 権力レベル:1 財力:20 経費:20
 この工作は、【情報逆探】もしくは【疑惑逆探】の効果が現れた際に手配できます。それらの工作者の「名前」と「階級」が判明します。工作時は【情報拡散】【魔女疑惑】どちらの黒幕を特定磨るのか指定します。準備期間は「対象工作者の《権力レベル》−工作者の《権力レベル》日後の朝6時(最短翌日)」までとなります。

 対象工作者が、複数の【情報拡散】や複数対象への【魔女疑惑】を手配成功していた場合、「+(【情報拡散】数、あるいは【魔女疑惑】数)×10」を、この工作の【手配判定】に受けます。


【 陰謀と社会工作 − Z 】

__《 陰謀工作 − C 》_____________________________

【 魔女申請 】 準備期間:なし 権力レベル:4 財力:60 経費:50
 この工作は【魔女疑惑】の効果が現れている対象へ手配できます。ただし、対象の「名前」「外見」「階級」が判明していなければ手配できません。

 この陰謀工作は、手配時点で【手配判定】を行います。成功すれば、対象が正式に『魔女』であるという教団からの認可を申請するための【魔女申請書】を入手します。その【魔女申請書】には申告者の「名前」「外見」「階級」が明記されています。【手配申請書】が〈枢機卿階級〉の者へ届いた時、その枢機卿にとって「対象は救済の必要なし」と判断されたならば、申請は受理され、【手配書】が発行されます。

 【手配証】が発行されると、対象への【魔女疑惑】の噂の持続期間が「無限」となり、対象は『魔女』として手配されている間、【手配判定】に「−40」を受けます。また、手配対象を追って【異端査問官】や【魔狩人】が活動を始めます。〈枢機卿は都市部の大聖堂に滞在し、大聖堂では手配済みの『魔女』の素性を確認できます。

【 免罪申請 】 準備期間:なし 権力レベル:4 財力:60 経費:50
 この工作は【魔女申請】の効果が受け、『魔女』とされている対象へ手配できます。

 対象が正式に「『魔女』ではない」という教団からの認可を申請するための【免罪申請書】を入手します。その【免罪申請書】には、申告者の「名前」「外見」「階級」が明記されています。【免罪申請書】が〈枢機卿階級〉の者へ届いた時、その枢機卿にとって「対象は救済の価値あり」と判断されたならば、申請は受理され、【免罪符】が発行されます。

 【免罪符】が発行されると、対象が受ける【魔女疑惑】は持続終了し、《権力レベル》が戻されます。【異端査問官】の追跡も終了しますが、【魔狩人】の追跡は継続する事があります。【免罪符】が発行された対象に対する【魔女認定】は、1年間、自動的に失敗します。

【 調査許可申請 】 準備期間:なし 権力レベル:特殊 財力:0 経費:0
 現地に【家】を有する対象が「『魔女』、あるいは『魔女』の協力者」または「異端者」であるかを調査確認するための【異端調査許可証】を申請先の聖職者から入手します。

 現地の集落の教会や大聖堂にて、【異端査問官】のみが手配できます。その聖職者にとって「対象は救済の価値なし」と判断されたならば、申請は受理され、【手配判定】は自動的に成功します。

 聖職者が申請に乗り気ではない場合、疑惑の状況証拠や物的証拠を提出する事で申請受理を促せます。その際の【手配判定】に、状況証拠1個分あたり「+10」、物的証拠1個あたり「+20」を受けます。その上で成功すれば、聖職者はしぶしぶながらも申請を受理します。

 聖職者は証拠を無視してでも申請を頑として拒否する事もできます。その場合、【手配判定】は自動的に失敗しますが、【誘導判定】の〈対決判定〉にて勝利すれば、強引に申請を受理させる事ができます。【誘導判定】に失敗すれば、もはや受理は望めません。

 この聖職者の態度は「魔女の協力者であるという」状況証拠となります。
 



【 陰謀と社会工作 − [ 】

__《 陰謀工作 − D 》_____________________________

【 条例制定 ・ 条例破棄 】
準備期間:30日後
権力レベル : 【村:3】 【町:4】 【都市:5】 【首都:6】
財力 : 【村:30】 【町:50】 【都市:75】 【首都:99】
経費 : 【村:40】 【町:60】 【都市:80】 【首都:120】
 現地集落の領域においてのみ適応される条例を新たに1つ制定、あるいは既にある条例1つの破棄を促します。条例の内容は特定の条件を満たす事を犯罪として扱う、あるいは社会活動において特定の条件を満たす事に新たに課税するという内容です。工作者は、その集落の長である必要はありません。この工作が発動中は、同集落内で【条例制定・条例破棄】を新たに行う事はできません。

 新たに条例を制定したい場合、その主な内容を「新たな軽犯罪の制定」「新たな重犯罪の制定」「新たな課税」のいずれかから選択し、その内容を「140文字以内」にまとめた上で、GMの許可を得なければなりません。GMは内容次第で任意に【手配判定】に〈判定修正〉を与える事ができます。

 条例の強制力は、必要な《権力レベル》までの者に対してまでとなります。例えば、要《権力レベル:3》の【村】であれば、《権力レベル:4以上》の権力者に対して条例は適応されません。

 この工作は「提案フェイズ」「調整フェイズ」「決定フェイズ」の3段階に分かれて進行します。
 
【 提案フェイズ 】
 新たな条例の提案、あるいは既にある条例の破棄の提案が、集落有力者の集う会議で行われます。この会議は工作発動から10日後に行われ、2時間かかります。この会議以降、その内容は集落内で噂が流れ、この噂の発生を防ぐ事はできません。
【 調整フェイズ 】
 条例の制定あるいは破棄が成った場合に備えて、集落全体で決定後の準備を会議で整えていきます。この会議は「提案フェイズ」での会議から10日後に行われ、4時間かかります。
【 決定フェイズ 】
 実際に条例制定の発行あるいは破棄が最終会議にて決定されます。以後、その集落は結果が適応されます。この最終会議は「調整フェイズ」での会議から10日後に行われ、2時間かかります。

 これらのフェイズで会議が開かれる度、工作者は【手配判定】を1回づつ行います。 会議の最大参加者は集落規模によって異なりますが、会議そのものを左右できる者は後述「勢力図と権力抗争」での【有力者】に準ずるとします。工作者が会議に出ない場合、会議での【手配判定】に「−20」を受けます。

 そして、最終会議での【手配判定】の直後、この《陰謀工作》そのものの成否を決定する【手配判定】を行います。その判定にて「−会議での判定失敗回数×20」を受け、工作者が集落の長ではない場合、さらに「−20」を受けます。これに成功すると、条例の制定あるいは破棄が正式に決定され、失敗すると新条例の制定も条例の破棄も見送られます。

 会議の有力者が制定あるいは破棄に反対の意向を明確にした場合、工作者は、この工作で行う【手配判定】全てに、反対者一人あたり「−10」を受けます。有力者が反対を明確にするかどうかの判断はGMが決定します。

 これら一連の工作の最中に工作者が何かしらの理由で工作続行が不可能となった場合、工作は自動的に失敗しますが、条例を巡る会議そのものは結果が出るまで行われます。


【 集落の業者と陰謀工作 − \ 】

__《 勢力図と権力抗争 》____________________________

 集落には「指導者」と、その権威を支える「重鎮」という【有力者】が存在し、その集落を支配する、あるいは支配せんとする【勢力】が存在します。

 「指導者」は、【村】であれば「村長/高位市民階級」、【町】であれば「町長/騎士階級」、【都市】であれば「市長/大貴族階級」、【首都】であれば「教皇」となります。

 【勢力】は、「カヴェル教団」「聖教徒」「魔王教団」「蛮族」の4つが基本として存在します。ただし最後の「蛮族」は教国内にはまず存在せず、そして教国外の蛮族領域には「カヴェル教団」の【勢力】はまず存在しません。

 集落を事実上支配するのは、最も【有力者】を排出した【勢力】となり、その中の【有力者】から、「指導者」の《階級》にある者が、あるいは「重鎮」からの投票で「指導者」が決定されます。《階級》が足りない「指導者」を擁した集落は他の集落との交渉において影響力が低下します。

 集落には「監視官」という特殊な【有力者】が存在します。教国内の「監視官」は「カヴェル教団」に属する聖職者となります。どの規模の集落においても「監視官」は1人のみとなり、その配下は影響力を有しないとします。ただし、「監視官」は、1人で2人分の「有力者」として扱います。

 以下はそれぞれの規模の集落における、【有力者】の基本的な階級と、「監視官」を含めた【有力者】のポスト枠の基本数を示します。教国内の【都市】と【首都】に駐在する「監視官」は枢機卿となります。教皇は【指導者】として扱い、「監視官」には数えません。

集落の規模 指導者の階級 重鎮の階級 有力者の枠数
【 村 】 高位市民 低位市民
【 町 】 騎士 中位市民
【 都市 】 大貴族 騎士
【 首都 】 教皇 貴族 10

  『神子』は【異端査問官】としての上司が公式NPCの「エヴァンス・ドガ」であれば「カヴェル教団」に、「ポール・ジョルネ」であれば「清教徒」に属し、【魔狩人】であればどちらかを任意で指定できます。ただし、PC間で敵対しあうシナリオでない限り、PCは属する【勢力】を統一する事を強く推奨します。

__《 勢力の拡大 》____________________________

 【勢力】を拡大する方法はいかに己の【勢力】に属する【有力者】を「重鎮」に送り込むかによって決定します。そのための手段として「排除」「懐柔」「成り上がり」の3種類が存在します。

排除  【有力者】の影響力を消滅させる手段です。その内容は、スキャンダルを世間に公開して社会的生命を喪失させたり、直接的に暗殺するなどとなります。これにより【有力者】のポスト枠が空く事となります。しかし、血で血を洗う武力抗争の幕開けとなる事は必至です。
懐柔  【有力者】をその高い地位にとどめながらも、己の【勢力】に鞍替えさせる手段です。その内容は、説得や買収、あるいは脅迫などの交渉となります。うまく事が運べば、もっとも流れる血が少なくなる堅実な手段です。
成り上がり  友好的なNPCやPCのいずれかが【有力者】のポストに入り込む手段です。前提として、【有力者】のポストが空いていたり、【有力者】として認められる貢献を成さねばなりません。また、成り上がるには《階級》が「重鎮」を超えて、かつ「指導者」以下でなければなりません。そして成り上がった者は、その時の支配勢力に恭順する態度を見せなければ、常に危険に晒される事となります。

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