【 シナリオ進行と経験点 − T 】
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このゲームでは、ゲーム本編は《オープニングフェイズ》《ミドルフェイズ》《エンディングフェイズ》という3種の進行フェイズで構成されています。これらのフェイズをまとめて「シナリオ」といい、フェイズを経る事でシナリオは終了し、《アフタープレイ》へと移ります。
キャラクターがシナリオで起こる事件に介入、あるいは巻き込まれる事になる経緯を演出するフェイズです。『神子』が『羊飼い』に呼び出され使命を与えられたり、事件の中心となるNPCとの関係から介入を誘導するなどを演出します。 PCがそれぞれ介入を決意、あるいは結果的に介入が決定すれば、《ミドルフェイズ》と移行します。
キャラクターが実際に事件にどう干渉し、影響を与え、事件を収束していくかを、演出や【判定】を行いながら進行していくフェイズです。「起承転結」でいえば「承・転」にあたり、事件の調査段階を「承」、調査を経て対峙した黒幕との決戦が「転」となります。 GMは必要に応じてPCに情景や情報を与え、NPCとPCを交流させ、PLにPCの自由行動を促し、PCに判定を行わせながらシナリオ終了目指してPLを誘導していきながらシナリオを進展させます。 ミドルフェイズ終了の宣言として、GMはPCに対して【堕落判定】を行わせます。その結果を確認すれば、《エンディングフェイズ》へと移行します。
ミドルフェイズでの結果が示されるフェイズです。このフェイズでは判定は行われません。目的は果たせたのか、果たせなかったのか、果たしたが犠牲が出たのか、そして、『魔女』に堕落してしまった者は出てしまったのか。それがどのような末路に至るのか。そうした顛末が演出されます。
【 殉死 】 |
戦闘行為や事故によって【死亡】したキャラクターは【ロスト】します。 |
【 悲惨な末路 】 |
エンディングフェイズまで生還したものの、《命運》が「0」になってしまったキャラクターは、傷が悪化し死を迎える、奴隷とされ社会的な死に追い込まれる、生きながらにして死んだも同然となるなどの凄惨な最期が訪れ、PCとして【ロスト】します。 |
【 神子から魔女へ 】 |
【堕落判定】に失敗し、《堕落レベル》が「堕落確定レベル」に至ってしまった『神子』は、『アルコーン』との繋がりが絶たれます。それから近いうちに『無垢なる夢』という“魔王からの啓示の夢”を見る事となり、“魔女においてのイデア界”たる『サバトハウス』へと向かいます。そして『黒山羊』の祝福を受け、新たな『魔女』が誕生します。こうして『魔女』に堕ちた『神子』は、カヴェル教団、そして仲間である『神子』との決定的な決裂を迎え、『神子のPC』として【ロスト】します。 |
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それぞれの顛末が演出されたならば、シナリオは終了し、《アフタープレイ》へと移行します。
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PCの成長を行ったり、消耗した《命運》や《所持金》、そして《穢れ》が初期化されるフェイズです。また、前シナリオと次シナリオの間のフェイズともなります。 《命運》と《所持金》は最大値まで補充され、【損傷】は全て解除され、《穢れ》は「0」に戻ります。 PCは与えられた使命を果たしたとされれば、それぞれ「3点」の、失敗であれば「2点」の経験点を得ます。また結果として「ヒロイン(マスタリングガイド参照)」が無事であったならば、さらに「1点」を得ます。
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