【 ダイスと判定の解説 】
 
使用するダイス》 《判定の仕方》 《対抗判定》 《判定難度の基準》 《割り算の処理
 
《 使用するダイス 》 

 このゲームは、キャラクターの行動の成否を判定するために、6面ダイスを2個使用し、行動の出来栄えを数字として具体的に算出します。

 また、ダメージ決定等で更に多くの6面ダイスを使用する事もあります。この場合、出目を全て合計し、算出した数値をゲームで使用します。

 ダイスに関する説明時の表記は「◯D6」となります。「◯D6」の内、◯は使用するダイスの個数、D6は6面ダイスを表します。

 
《 判定の仕方 》  使用するダイス》 《対抗判定》 《判定難度の基準》 《割り算の処理

 判定には、キャラクターが能動的に行う「能動判定」と、受動的に行う「受動判定」があります。どちらの判定も原則としてGMからPLへ判定要求が行われます。PLはGMの許可なく判定を行う事はできませんが、判定の提案を行い許可を求める事はできます。

 PLキャラクターの行動が成功したか否かを判定するには、まずGMが判定成功のための「目標値」を設定しなければなりません。

 キャラクターは「基礎能力値」という判定のための基準値を有しています。この基準値に2D6の出目を合計する事で、キャラクターは「達成値」を算出します。

 この達成値が目標値以上になれば、キャラクターの行動は成功します。逆に、達成値が目標値未満になれば、キャラクターの行動は失敗します。

 判定時、ダイスの出目によっては「クリティカル」又は「ファンブル」が起こりえます。

 判定は状況に応じて様々なものがあります。それら判定の種類については「GMセクション:判定一覧」を参照して下さい。

◇ クリティカル

 判定時、2D6の出目が合計12、つまり出目が「6ゾロ」の場合、「クリティカル」となります。クリティカルとなった判定は、目標値や達成値に関わらず成功となります。判定や特殊能力によっては、クリティカルする事でボーナスが付加される場合があります。

◇ ファンブル

 判定時、2D6の出目が合計2、つまり出目が「1ゾロ」の場合、「ファンブル」となります。ファンブルとなった判定は、目標値や達成値に関わらず失敗となります。

◇ 再判定

 判定を行った後に、同じ内容の判定を行う事は、戦闘時を除いて、同シーン中は原則として出来ません。GMは場合によっては、試行回数をさらに制限出来ます。勿論、必要とあらば、再判定をPCに許可する事は可能です。

 
《 対抗判定 》  使用するダイス》 《判定の仕方》 《判定難度の基準》 《割り算の処理

 キャラクター間での戦闘など達成値を競い合う状況では、能動判定と受動判定を使用して「対抗判定」を行います。

 対抗判定では、先に能動判定をキャラクターのどちらかが行います。そして能動側の達成値を目標値として、もう片方のキャラクターが受動判定を行います。能動側の達成値が、受動側の達成値を超えていれば、能動側の勝利となります。敗北した側の判定は失敗となり、成功した側が判定で求めた結果を適応します。

 
《 判定難度の基準 》  使用するダイス》 《判定の仕方》 《対抗判定》 《割り算の処理

 時として有利不利様々な状況下で判定を行う事もあるでしょう。GMはその場の状況から、キャラクターの達成値が上下すると判断した場合、任意にその達成値にボーナスやペナルティを与える事が出来ます。以下はその際に指針となる目標値、ボーナス値、ペナルティ値と状況例です。

◇ 目標値指針
2〜7

 無力な者でも成功する確率の高い程簡易な難度です。PCならば、不得手な作業で下手を打たない限り失敗しないでしょう。

8〜12

 無力な者であれば、成功する確率は低めな難度です。PCならば失敗は少ないとはいえ、成功を確約できる程ではありません。

13〜17

 無力な者は成功は見込めず、PCも成功するかは5分5分の難度です。熟練者はともかく、専門外の者が迂闊に手を出すと火傷をするでしょう。

18〜22

 PCの熟練者でも、失敗する事が多くなる程の難度です。専門外の者が成功するには、余程の幸運を必要とするでしょう。

23〜

 PCの熟練者でも成功が見込めない程の高難度です。これに成功すれば、稀代の天才と評価されるでしょう。

◇ ボーナスの入る例
+ 1

 周囲の状況がそれなりに判定に有効とGMが判断する場合です。急な崖を登る際、足場になりそうな岩石がある等の状況が当てはまります。

+ 2

 周囲の状況が判定に有効とGMが判断する場合です。急な崖を登る際、上からロープが垂れている等の状況が当てはまります。

+ 4

 周囲の状況が判定に強く有利に適応されるとGMが判断する場合です。急な坂を登る際、梯子を使用する等の状況が当てはまります。

+ ∞

 判定するまでもなく成功するとGMが判断する場合となります。ただ道を歩く、手で軽い物を持つ等の状況が当てはまります。

◇ ペナルティの入る例
- 1

 やや行動が妨げられ、判定に少し支障が出るとGMが判断する場合です。膝下まで水に浸かって戦闘を行う等の状況が当てはまります。

- 2

 行動が大きく妨げられ、判定に大きな障害となるとGMが判断する場合です。胸まで水中に浸かって戦闘を行う等の状況が当てはまります。

- 4

 その行動を行うのは無謀であるとGMが判断する場合となります。全身が水中に浸かって戦闘を行う等の状況が当てはまります。

- ∞

 全くもって不可能とGMが判断した場合となります。異能もなく大地を殴って世界を割る等の状況が当てはまります。

 
《 割り算の処理 》  使用するダイス》 《判定の仕方》 《対抗判定》 《判定難度の基準

 割り算する場合は、全て、小数点は切り捨てされます。

 
 
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