【 魔族の職場 】 
 
魔族の傭兵業》 《災害対策傭兵斡旋所
 
《 魔族の傭兵業 》
 
PCである魔族達は、基本的に「傭兵」として活動する事になります。
以下は、魔族の傭兵としての立場と、傭兵の歴史について記しています。
 
◇ 今そこにある危機
ドリームランドでは、毎日のように世界中で誰かが悲しみを背負っています。
多くの魔族や人間は、その悲しみを無くすために、軍を作って対処してきました。

しかし、軍は巨大な組織であり、軍が動く毎に莫大な時間と資金が必要となりました。
そして、過去は情報交換の技術が未発達だった事もあり、後手にならざるを得ません。

かといって兵力を分散してしまうと、外敵に各個撃破されて対処が出来ません。
このため、軍の活躍により破滅的な状況に至る事は辛うじてありませんでしたが、
細々とした被害を食い止める事は難しく、小さな被害は積りに積もっていきました。

こうして数百、数千年の時を経て、人類はついに、時代を変える技術を生み出します。
これまでの早馬や伝書鳩よりも比較にならぬ程に素早く情報を伝受出来る、
無線通信の技術の開発についに成功したのです。

機が熟したと判断した帝国の聖王は、
皇国の龍皇や部族の長が集う国際会議にて、1つの提案を提出しました。
それが、「辺境の魔族を傭兵として雇用し、事に当たらせる」というものだったのです。
 
◇ 魔族の傭兵
傭兵は非正規軍人ではあるものの、そのフットワークの軽さにより
様々な状況に対処出来るため、何でも屋として古来より重宝されてきました。

しかし、無線通信のない時代では、やはり情報の遅延が命取りとなり、
傭兵が現場に出向いた頃には、既に全てが手遅れでした。
このため、「間に合わないのならば、せめて致命打を避けたい」と、
傭兵は集い組織化していき、それが軍の始祖へと至った経緯がありました。

ですが、無線通信の開発により、情報の遅延が大幅に改善された事で、
再び傭兵が注目を浴びるようになってきたのです。

国々は都市に魔族専用の傭兵業務斡旋所を設け、彼らのための寮も用意する事で、
実害のある怪物の討伐や隊商の護衛等へ迅速に魔族を派遣できるようにしました。
これにより、涙を呑むしかなかったトラブルの大半に対処出来るようになったのです。

信仰で存在を維持する魔族は、飢餓や病気による衰弱死に縁がありません。
そこへ、堅苦しい軍の規律や配置に束縛される事なく依頼に向かえる事や、
依頼遂行により救済された人々や様々な利を得た人々から信仰を得られるというのは、
実に魅力的であり、魔族の傭兵化は、多くの者にとってまさに渡りに船でありました。

こうして、魔族は傭兵となり、人々は傭兵へ信頼と信用を戻していきました。
 
 
《 災害対策傭兵斡旋所 》 魔族の傭兵業
 
傭兵が集う依頼斡旋所は、正式名称を「災害対策傭兵斡旋所」と言います。
しかし、長ったらしく硬めの語呂のため、正式名前が使われるのは大半が書類上です。
言葉として出される通称は、「梁山泊」「冒険者の宿」「ハンターオフィス」等様々ですが、
最も多く使われているのは、単純に短くしただけの「斡旋所」となっています。

斡旋所は各国の主要な都市には必ず設置されており、国営のために信用も出来ます。
斡旋所は各地の情報を集める通信部と、依頼の処理を行う事務部で運営されています。
辺境からやってきた魔族のための寮と、傭兵たちの慰安のための施設も揃っており、
後方に休暇でやってきた職業軍人達にも、これらの施設は解放されています。
 
◇ 傭兵寮
都市に家を持たない魔族と、住み込みの職員のための私室を提供する施設です。
住み心地は、やや狭い事と壁が薄い事以外は特に問題ありません。
部屋の内装も自由で、余程の事がない限り、管理人から苦情は入ってきません。
風呂とトイレは共同で、浴場は大人数が入れる程のものと、家族用のものがあります。
消灯は夜10時、起床は朝5時に設定されていますが、大半は夜更かしをしています。
 
◇ 食堂兼酒場
過酷な戦いに身を投じると、魔族といえどストレスは大いに貯まります。
本来、食事を取らずとも生きていける魔族ですが、
美味い料理と旨い酒を口と胃袋に注ぎ込めば、魔族や人間の種族を問わず、
荒んだ心が十分に癒され、幸福の余韻に満たされる至福の時間となるでしょう。
そうした娯楽を提供するために、斡旋所には食堂と酒場が存在します。
音楽を奏でるピアノや、歌や踊りを披露する小さいステージまで完備されており、
月末はちょっとしたお祭り状態である事が常となっています。
 
◇ 兵器庫
斡旋所職員の駐車場を兼ねた、傭兵の戦車等の兵器を保管するための倉庫です。
自宅に兵器を保管出来ない傭兵達は、普段はこの車庫に兵器を保管しています。
兵器の修理や管理は、専門の斡旋所職員である「整備班」が行なっています。
兵士を守る兵器を扱う整備班の規律はとても厳しく、鬼班長の激が常に飛び交っています。
 
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