【 家とインテリア − T 】
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キャラクターには基本的に帰る【家】があります。【家】は休息や所持品の保管場所、仲間を匿う場所や、はたまた捕虜を閉じ込める場所となります。家主は【家】に滞在する場合、1日につき2食分の食事(《財力》に相応の品質です)を〈所持金〉の消費なく取る事ができます。キャラクター作成時に、キャラクターの《能力値》を参照し、入居が可能な家屋を【家】として有しているとできます。 シナリオ中、家主は部外者を「賓客」と認定できます。「賓客」は、家主がそうと認めている間、今いる家屋を【家】として扱う事ができます(ただし、その食費は要負担です)。
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キャラクターは体休める場所にて休息を取り、受けた【損傷】を癒やす事ができます。【負傷】は安静に継続24時間の休息をとる事で解除され、【重傷】は安静に継続72時間の休息を取る事で【負傷】に軽減されます。【大量出血】は安静に継続24時間の休息を取る事で全て解除されます。 この時、休息場所が自身の【家】であったなら、より早く傷を癒やす事ができます。その時間は「24時間」は「18時間」に、「72時間」は「54時間」となります。 「安静に過ごす」の基準として、1日に最低2回の食事を取る事、そして傷を癒やす箇所の部位で「判定を行わない」とします。これらの自然治癒は、全ての部位で同時進行します。休息が中断されたならば、再休息時にまた最初から安静にしなければなりません。
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【家】に【所持品】【乗物】【インテリア】を保管する際、保管総量は全体で「(《財力》−未管理の部屋数)×〈保管〉」の総合価格までとなります。シナリオ中、この制限は解除されます。
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家屋には総部屋数が設定されており、各部屋は、常に直接部屋で繋がり合っているわけではなく、通路によって隔たれている事もあります。そうした部屋割りは家屋毎に違っていますが、閉ざされた部屋というのは、意図的にそう設計するか、あるいは後から築造されていなければ存在しません。また、家屋には多階層のものがあり、1階層の基本的な部屋数は、総部屋数を階層で割ったものとなります。階層が多ければ部屋数は増えていきます。それらの部屋は使わなければ埃をかぶっていくだけですみますが、そうでなければ従者が必要となります。従者が増えれば従者を補佐する従者も必要になり、家屋は従者が増えていきます。 住人が無理なく維持管理できるのは1人につき2部屋で、従者が無理なく維持できるのは1人につき3部屋です。従者2人につき1部屋も必要となります。従者の部屋も従者が管理する部屋に数えます。
なお、従者の業務には炊事洗濯も含まれており、家主の衣服洗濯や食事の用意も従者が行います。 従者1人を雇用するにあたり、家屋の〈財力〉が「+3」されます。この従者は基本的に〈低位階級〉の家柄であり、〈中位階級〉の従者であれば「+4」、〈高位階級〉の従者であれば「+5」となります。〈中位階級〉〈高位階級〉の従者を雇用する場合、雇用主の《権力レベル》は従者を超えていなければなりません。従者にできるのは市民階級までで、支配階級にある者を合法的に雇用する事はできません。
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家屋には馬を飼っておける厩が設置されているものがあります。〈厩〉の数字は、厩の余裕であり、それが飼える馬の数となります。〈厩〉がなければ馬と馬車は購入できません。
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部屋を彩る、特別な家具や仕掛けです。持ち運びできる【インテリア】は〈家具〉となり、持ち運びできないものは〈仕掛け〉となります。家具は多数で運搬でき、その際の〈重量〉は「〈重量〉÷運搬車の数」となります。【インデリア】は、管理者のいない部屋には設置できません。また、基本的に効果は重複しません。
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